3・瑕疵担保履行法10年保証が欠陥住宅を作らせる⑤

毎週土曜日更新します!

■検査の実態と限界 

①検査範囲の限定 

保険の対象となるのは主に「構造耐力上主要な部分」と「雨水侵入防止部分」のみで、断熱工事や内装などは基本的に検査対象外です。 

例えば、正しく施工されている箇所の基礎配筋やコンクリートのひび割れ、外壁の雨水侵入跡などは確認されますが、断熱材や内部の施工ミスや隠くされた欠陥まではチェックされません。 



②検査方法
 
検査は主に目視と書類確認が中心で、現場での確認時間も短時間(10~20分程度という現場もあり)であることが多いです。 

保険会社ごとに検査要領が異なり、詳細な検査を実施する会社もあれば、簡易的な検査にとどまる場合もあります。 
 


③検査の質と効率 

検査は「保険加入可否の判断」や「保険契約者によるモラルハザード防止」が主な目的であり、住宅の全体的な施工品質を検査するものではありません。 

検査員が現場を全て網羅的にチェックするわけではなく、一部をサンプル的に確認する「抽出検査」が一般的です。 



■見抜けない欠陥の例
 
内部の断熱不良や配管・配線の施工ミス、壁体内の結露やシロアリ被害(表面に現れていない場合)などは検査対象外です。 

設計図面通りに施工されていても、図面自体に問題がある場合や、検査時に隠れてしまう部分の欠陥は見逃されます。
 
これ、10年瑕疵保証保険制度が欠陥住宅を作らせていると囁かれている理由です。

2025/8/30

住宅検査、住宅調査、欠陥住宅調査。

欠陥住宅裁判に勝ちたい人の、住宅検査、住宅調査、欠陥住宅調査の依頼先は、欠陥住宅調査会

欠陥住宅調査会は、あなたが被った損害を軽減する目的もって、活動しています。

欠陥住宅調査会 
所在地 徳島県徳島市助任橋4丁目4-4 
連絡先 080 - 3167 - 1934