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「10年瑕疵保証保険会社の検査に合格したから、欠陥住宅ではない」と考えるのは、とても危険なことです。
■10年瑕疵保証保険審査制度・検査制度の盲点
設計(図面)審査 | 工事中(現場)検査 | 完成検査 | 検査方法 | |
---|---|---|---|---|
審査・検査方法 | 審査しない | 提出図面との照合 | 同左 | 正しく施工されている所を見つける抽出検査 |
欠陥の有無の確認 | 審査しない | 検査しない | 検査しない | 提出図面との照合のみ |
欠陥工事の見落としリスク | 大 | 大 | 大 | 欠陥の有無の検査は行わない |
■設計審査
欠陥住宅が作られる図面が提出されておれば欠陥住宅が作ら れます。
これが、10年瑕疵保証保険設計審査、検査制度です。
■工事途中に行われる中間検査
提出された図面通りに施工されているかの抽出検査です。
欠陥住宅が作られる図面が提出されておれば欠陥住宅が作ら れる欠陥工事が施工されていても中間検査は合格します。
全体の9 9%に不適切な工事が行われていても、残りの1% に該当する正しく施工されている写真を撮り中間検査は合格 とされます。
これが、抽出検査の盲点です。
これが、10年瑕疵保証保険制度の中間検査です。
■完成検査
見た目、図面通りの間取りに作られているかの検査が完成検 査です。
欠陥工事の有無は完成検査対象外ですから欠陥工事に関する 検査は一切行われません。
これが10年瑕疵保証保険制度の完成検査です。
高級住宅に最低価格帯住宅に施工される最適基準の基礎図面 が提出されても設計(図面)審査に合格するのが、10年瑕疵保証保険制度の設計(図面)審査です。
あなたが200グラム1,000円のステーキを食べに行きました。
200グラム2,000円のステーキと、200グラム10,000円のス テーキに使用される肉が同じであれば、あなたは怒りません か?
あなたの高級住宅基礎もこのステーキ肉の話と同じです。
多くの高級住宅基礎においても最低価格帯住宅基礎と同じ基礎が作られています。
10年瑕疵保証保険制度の設計(図面)審査、中間検査、並びに完成検査に、住宅価格に相応しい工事が行われているか、行われていないのかの、審査および検査は含まれておりません。
・基礎鉄筋の間隔違反(設計図面通りであれば基準不適合であっても合格する)
・屋根防水層の継ぎ目不良(検査で確認不能であっても適切に行われていると合格する)
・合板釘間隔(施工記録の確認のみで合格する)
これが瑕疵担保履行法、10年瑕疵保証制度が欠陥住宅を作らせるとされる理由です。
欠陥住宅のすべてに10年瑕疵保証保険証書が交付されていることがあなたの家も欠陥住宅であることを物語っています。
検査の内容や仕組みを理解しておくことが、大切な家を守る第一歩になります。
住宅検査、住宅調査、欠陥住宅調査。
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